日本大学 理工学部 電子工学科

塚本新教授が、光と磁気に関する先駆的研究の功績が認められ、日本磁気学会優秀研究賞を受賞いたしました

公益社団法人日本磁気学会では、磁気の学理および応用に関する一連の研究を通して学会の発展に貢献があった人へ優秀研究賞を授与しております。2016年9月7日、塚本教授が推進されてきた、「超短パルスレーザによる超高速磁化応答計測と制御に関する先駆的研究」に対し、金沢大学において開催された第40回日本磁気学会学術講演会にて表彰式が挙行され福永博俊会長より授与されました。

受賞題目「超短パルスレーザによる超高速磁化応答計測と制御に関する先駆的研究」
受賞理由(磁気学会受賞理由より摘要)
長年にわたり光と磁気との相互作用に関する研究を進め、近年は超短パルスレーザを用いた時間領域磁化ダイナミクス計測・制御および光照射による磁化反転制御等先駆的研究を推進し、その研究成果は世界的に評価されている。磁化の高速ダイナミクスの詳細理解および新たな超高速磁化制御技術の必要性に着目し研究を進め、数十フェムト秒という超短時間光照射のみで、室温環境下で完全磁化反転する光誘起磁化反転現象を実証し、その後の継続検討を重ね超短時間磁気物理研究分野の発展に多大な貢献をもたらした。また、超高速磁気応用、スピントロニクスデバイスに向けた基盤技術としても非常に重要な意味を持つものであり、今後の研究展開への期待が大きい。

平成28年度日本磁気学会表彰者一覧
http://www.magnetics.jp/society/award/list_hyosho/

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