日本大学 理工学部 電子工学科

博士後期課程2年塚本研究室の吉川大貴君が日本磁気学会で桜井講演賞を受賞しました。

2016年9月5日~9月8日に金沢大学で開催された第40回日本磁気学会学術講演会において、塚本新教授の指導する電子工学専攻 博士後期課程2年の吉川大貴君が、桜井講演賞を受賞しました。日本磁気学会において、学生会員を鼓舞し、育成するために設けられた賞で、日本磁気学会学術講演会において他の模範となる講演を行った学生会員の筆頭登壇者に授与される賞です。

受賞題目:「全光型磁化反転の磁性層膜厚依存性 」

本研究では、全光型磁化反転という現象が電子系による超短時間のエネルギー散逸過程に強く依存していることを明らかにしました。また、全光型磁化反転は従来型の磁場駆動による磁化反転と大きく異なる依存性を有している事も明らかにしました。

また、本研究は大型研究プロジェクトにおける重点テーマ研究の一部を担っております。背景として、塚本新教授がプロジェクトリーダーを務める「文部科学省私立大学戦略的基盤形成支援事業 超短時間光・物質相互作用の理解・制御が切り開く 新材料・物性・デバイスの探索と創生」および 参画している「文部科学省 新学術領域研究(研究領域提案型) ナノスピン変換科学」により推進され、超短時間光・物質相互作用の理解を深めることで、超高速磁気記録デバイスなどへの工学的検討を示唆しています。

平成28年度日本磁気学会表彰者一覧
http://www.magnetics.jp/society/award/list_hyosho/

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